去年は銚子に行ってきましたが、今年は群馬県の上信電鉄と沿線にある世界遺産申請準備chu!な富岡製糸場です。実は母方の実家が上信電鉄で珍駅名で頻出の南蛇井とか、父方は上州一ノ宮にあったりするので、それなりに知っている場所だったりはしました。10代のころはよく帰省で帰っていましたのが、母方の祖母が死去したときの葬儀で行って以来で20年ぶりぐらいです。前日までは天気予報で雨っぽい感じだったのですが、運良く当日はいい天気になりました。
青梅の方からですと、八高線で2時間ほどになります。というわけで、今回はあまり出番はありませんでしたが、お供はママチャのしおりんにて。
到着は10:30ぐらいです。改札は当然自動改札ではなく駅員さんが切符を切ります。かつては、この改札のあるホームはJRと直結していて、そのまま乗れたりしたのですが、いまは1度駅を出ないと駄目になってる見たいですね。
時刻表はこんな感じですが、ほぼ40分~1時間に1本です。銚子のときは20分おきぐらいに出てましたから、これは電車の時刻に気をつけないとたいへんなことになりそうです(実際にそうなってしまったり・・・)。
とりあえず、沿線乗り放題切符を買うことに。なつかしの厚紙切符で2160円です。
電車は西武鉄道のお下がりみたいです。ローカルに群馬サファリパークのラッピングです。サファリパークには、1度だけ子供のころに行ったことがあったりしますが。
ちなみに、10代のころに帰省で上信電鉄に乗ったときは、このピンクの車両でした。茶色い車両は、たしか当時もこの場所にあったと思います。
そんなこんなで、富岡製糸場跡がある上州富岡まで。
駅から歩いて10~20分程度で到着します。町中に案内板がありますから、迷うようなことはありません。
ということで到着。
無料の施設案内のサービスがありますので、グループにわかれて案内員の方についていきつつ見物。今回は、運悪く製糸場が補修工事に入っていたため、本来回れるところの半分ぐらいしか回れなかったのが残念ではありますが・・・。
煉瓦造りの建物が繭玉を保管しておく建物だそうで、ここに1年分をためこんで、少しづつ使っていったようです。この建物の煉瓦や瓦は地元産だそうです。煉瓦が微妙に明るい色なのは、国産で初めて焼いたようなレベルなので、質が悪いからだそうです(焼く温度が低いのが原因)
その他、いろんな施設を回った後に、本命の生糸を取り出す工場の中へ。ちなみに90年代までは実際に使われていたそうですから、比較的新しい設備が入っているみたいです。
あとは適当に周りを散策。
配電設備はまだありますが、電源は手前で切られています。煙突とその横にある壊れた設備。
レトロな看板や設備もいろいろと・・・。
繭玉保管庫の中も見ることが出来ます。扉は上の写真の煉瓦の建物の白い部分を中からみた感じ。
農家の人が持ち込んだ繭玉を集荷する場所。もう富岡製糸場自体は操業はされていませんが、6月中旬にNHKのニュースでやっていましたが、最近はイベントとして複数ある繭生産農家から集荷するようなことをしてるみたいです。
わたしが子供のころは、帰省した両親の実家でも蚕を飼育していて、帰省すると蚕蛾の幼虫が桑の葉が敷き詰められた網の上でわさわさ動いていたりしました。写真で繭に穴が空いているのは、蚕蛾が羽化して蛾が出てくるときに穴を開けるからですね。たぶん、不良品を展示に回しているだけだとは思いますが・・。
大体回ったので、遅い昼食・・・。傍目はいい感じにさびれてる食堂かと思ったら・・・正直ここの食事はお勧めしませんw 冷やし中華を頼んだのですが、会社の社食の冷やし中華よりまずかったのは想定外(ぉ
あんまりまわりにまともな食事処がないのがここの問題かも知れません・・・。で、ここで食事をしたがために電車1本乗り過ごしてしまい結構な時間をつぶすことに。いまから思えば、ここで食事をせずに終点下仁田まで行って食事をすべきだったかも。こういうローカル線の旅は難しいです。
上州富岡駅に限らず、上信電鉄の架線や駅舎にはレールが使われています。架線に使われていたレールは、刻印を見ると1924年ドイツ製ということですから、かなりの年代物。
というわけで、終点の下仁田まで。線路をみると、あまり保線がきちんとしてないのか、じゃりが不揃いで変な石が結構あったり・・・。
時間に余裕があれば下仁田散策を余裕をもってできたのですが、適当に駅前の喫茶店で食事の口直しwをしたのでした。最初から、ここで昼飯にしておけばよかったのかも・・・。近くに牧場があったりするので、そこの乳製品とか肉が食えたりしたのでした。
そんなわけで、帰途に。電車の最後部に乗ったら、バスにあるような運賃精算機が。。。昔はこんなのはなかったので、やっぱり旅客数は減っているんでしょうねぇ。
無人駅の千平のホーム。線路に草が・・・。
田舎でおなじみずーっと一直線の線路。
というわけで帰還。
あんまり計画なしでこういう1時間に一本レベルのローカル線の旅をしちゃいけない!と強く思った旅でしたw
主にドールや電子工作関連を中心にしたブログです。