というわけで、WFで予約していたのが届きました。が、胸パーツが違う物がついて届いてましたが・・・。
そもそも、メーカーがアダルトグッズを販売していた延長でドールを作りましたって感じですので、用途も実用向けw可能とかいうものです(どういう意味かはメーカーサイトで)。普通の構造でしたら買わないところですが、関節がマグネット接続という斬新すぎる構造になっているので、モノは試しと買ってみた感じです。まぁ、マグネット式になっているのは、アレを仕込むために、内部骨格をなくしたかったということなんでしょうけど・・・。
ちなみに、パッケージはこんな感じです。
WF購入ですと、セット以外のヘッドがおまけでもらえたので、笑顔系のを選択。アイは4月発送予定が延びたことに対するお詫びの品でした。この時点で、他のドールメーカーと全然違うわけですが・・・。パッケージを開けるとバラバラに素体が入っています。
ヘッドは二重構造で、アイを裏側にあるカバーにはめ込んで、さらにヘッドに仕込むというものですが、一応使いやすさを考えて作ったモノみたいですが、アイの視線変更もできませんし、そんなに取り付けやすいとも思わなかったので、正直失敗の気が・・・。結局うちでは引っ付き虫でくっつけてます。でも、アイホールがいろいろ残念なので、あとでアイサイザーで整えないとだめそうです。
ヘッドもマグネットが入っていますが、投げやりにwビニール袋に磁石を入れて、それをヘッドに放り込んで二をしめるという感じです。
素体の大きさはこんな感じです。写真は左から、MDD、オビツ50(AZO2)、Libidoll、DDS、DDです。サイズはDDSとオビツ50の中間という感じですが、腕の長さはDD/DDS,ボディのウェストはSDサイズに近い感じですので、どちらかというと60サイズ用の服が使える素体になります。
素体をぐるっとまわすとこんな感じです。素体はほかのメーカーにくらべてかなり外皮が硬い感じがします。それと、「この状態での」結構関節の稼動範囲は狭いです。マグネットにしようが、そもそも曲がる方向に外皮が干渉して、曲がる角度が限られるという問題が解消されるわけではありませんので。
気がついたのは左腕の端の切り方が関節の曲がる方向と逆にきってあることですが、これは不良品なのか、元々こういう感じなのかが不明です・・。あとで問い合わせますが・・。
ひざ関節には磁石が入っており、すねをうける形になりますが、ひざ関節の形状が微妙に狭く、きちんとはまりません。これも、元々そうなのか不良なのかがよくわかりませんが・・・。
こういうこともありますので、基本的に素体を立てる方向でポーズをとらせるのは、結構微妙です。きちんと腰が据わった感じで立たせるのが難しいです。細かい部分の工作精度がだめなので、作りたいものはわかるけど、技術がついていっていない、って感じでしょうか。
ヘッドはアイホールが少々ガタガタなのでちょっと微妙です。もうちょっとなんとかならなかったのかな、という感じがしますが。ちなみにヘッドサイズは23cmですから、SDののぐらいの巨頭で、ブライスに近いです。手持ちのSD用ウィッグでもだめなものがあるぐらいでした。
などとダラダラと微妙っぽく書いてますが、まぁ初めてドールを作るメーカーなのと、結局はアダルトグッズメーカーなんでこんなもんなのかな、と。オビツやボークスレベルの品質を期待するほうが無理がありますので。
ただ、ソックスをはかせて、長袖の服を着せる場合、このマグネット関節の威力がでてきます。関節をあえて脱臼させてあげることで、いままでのドール素体ではありえないポーズをとらせることが可能です。普通のドール素体で関節抜けなどするとどうにもなりませんが、マグネットの場合きちんと関節間のつながりがそれなりに取れている状態なので、普通にポーズをとることができます。そんなわけで、この素体を使う場合、今までの常識をひっくり返して考えて使うと、さまざまな可能性がでてきます。
普通にポーズをとるとこんな感じです。服はSD用の服を着せています。ちなみに服についているアクセサリーは金属なのですが、思いっきり磁石にくっつくので、ちゃんと離さないと肩関節のほうにアクセサリーがくっついてしまいます。この影響は想定外でしたw
ここからがちょっと違います。腕を体に密着させるところまで曲げられます。実際には脱臼していますがそれを感じさせず、自然なポーズをつけることが可能です。このようなポーズはオビツでもボークスでもとることは内部骨格系素体では不可能です(糸引き型の骨格のない素体ですと、糸をゆるめておけばできますが)。
ちょっとえっちっぽく寝かせて。ここらへんの手のポーズや足のポーズもできそうでできないのが普通の素体です。
買ってみて最初は失敗したかなーと思いましたが、ポーズをとり始めて、これは意外に使えるかも?、と思いました。細かいところはだめですが、特性を理解して使う分にはかなりよいと思いますので、制限があるので積極的には薦めませんが、興味のあって、お金に余裕のある方は試してみるとよいかと思います。
主にドールや電子工作関連を中心にしたブログです。