去年の夏のWFで買ったものです。アリヌとsaiの工作部屋さんの作品です。数年前のキットの再販のようですが、当時はまどマギブームで人気すぎてとても買えなかったので、こういう風にブームが収まった頃に再販してくれるのはありがたいです。
そんなわけで買えたのはいいのですが、今回はいままで組んだガレキの中で一番作るのがつらかったです。このキットで特徴的なのは髪の毛の複雑さですが、ここが付属の説明書だけだと組むのが不可能だというのが一番の問題。作者さんのWebに組み方が載せてあってこれを読み進めながら作らないといけません。
といっても、それをやっても特に髪の毛部分はどの部品がどれなのかというのがすごくわかりにくいのと間違えやすいので、事前に組み方に載ってるパーツと手元のパーツがどれに当たるかを事前に把握することをオススメします。自分の場合、付属の説明書に番号を振って、ライナーから外したパーツとの整合をとったあとに作業をしています。ちなみに、入っているパーツの分け方と説明書の分け方は違うので、こちらも注意が必要。自分の場合は番号を書いた紙コップの中に全部わからなくならないように振り分けました。
あと髪の毛部分の塗装をどうするかとか、色々考え込んでしまって、表面処理をしたあと数ヶ月髪の毛のところを考えて放置してしまいました。自分の場合は、パーツ一個一個(それかブロック)で組んで処理したあと塗装して、その後に組み立てをする感じですが、それだと塗装のときの陰影をつける場合に、髪の毛のパーツがどのような位置に来るかを最初から把握しておく必要があるので無理だという結論に達して、髪の毛パーツだけは無塗装で組んだ後に、プライマーを吹いて、さらに塗装するという感じにしています。
なお、頭に接合する突起が自分のパーツでは1箇所欠損していることがあとでわかったので、0.5mmの真鍮線を使ってこの部分は補ってます。この部分、元から欠損したのか誤ってライナーから切るときに間違って一緒に切断したかが今となってはわからないので、事前に組み立て方をみてどのパーツのどこにコレがどこにあるかは調べておいた方がいいかもしれません。
ちなみに髪の毛はうまく組まないと頭の後ろにきちっとはまらないみたいです。自分は見事にハマりませんでした…。まぁリボンに隠れてちょっとぐらいの浮きはわからないと思います。自分のもちょっと浮いててますが、塗装にも隠れてわかりにくくなってます。なので、気にしたら負けかも。まぁ、組む時は頭の裏に当てながら調整しつつ組んだほうがいいとは思いますが、髪の毛は頭だけでなくリボンとも嵌合させる形になるので、こちらとも合わせなければいけないというのが調整で難儀するポイントかもしれません。
槍の部分のチェーンは0.3mmの真鍮線をガイドにして、フラグシップ社の黒の細チェーンを1m近く使ってエポキシ接着剤で固定してます。槍の柄はプラ棒(Φ2mm)を調達する必要があります。自分の仮組みが甘かったこともありますが、右手のところは穴が小さすぎでこのプラ棒はノーマル状態では刺さりません。ということに組んでから気が付きました…。差し込むつもりなら事前にΦ2mm以上のドリルで穴を広げておく必要があります。とは言え、右手は普通に組むとスカート側に近すぎてそれも結構難しいので、差し込むつもりなら、腕部品を上に曲げるなどして調整が必要です。作者さんの作例でも差し込んでない状態になってるので、別に複製不良などではなく、元からそうなっているのだとは思います。
などと、滅茶苦茶難儀したこのガレキですが、完成してみれば躍動感もあってかなりいいできだとは思います。Twitterにも書きましたが斜め後ろから見るのがいい感じ。でも、ちょっと2度めは組みたくないです…
そんなわけで完成写真など。