1年以上前にハロウィン向けでベアトリーチェちゃん向けに作ったものを寧々ちゃん向けに作り直した服です。ただし、当時の服は2Wayストレッチの布を使っていましたが、今回はエナメル合皮の蛍光ピンクの布で作り直しています。
ストレッチの布を使用する場合は、布が伸びるためにけものひめの特殊体型にも合わせやすいのですが、今回は一切伸びない布を使ってますので、布の分割数が多くダーツも入れて精密に型紙を作ってますので、結構試作に時間がかかってしまいました。
今回もいくらか販売用に余分に作りましたので、気に入った方はご購入ください。
なお、合皮は結構縫うのが面倒なので、あまり縫製はよくないです。縫いミスなどで作ってるときに縫製失敗したのがいくらか発生してしまって、細かい部分で荒いところは結構あります。ワンピースに限らず、網タイツも目立たないところや服の裏の隠れるところは不具合があったりする場合もありますので、ご容赦願います。
また、布を縫い合わせるときにマチ針を挿して布を固定しています。絹用の細いマチ針をつかってますので目立ちにくいですが、縫い糸周辺でそれの小さな穴の跡もありますのでご了承願います
セット内容
セット内容は、ワンピース、網タイツ、ネクタイ付きの付け襟、腕に付けるカフス２つとなります。
着せ方としては、まず最初に網タイツを履かせたあとに、ワンピースを着せます。ネクタイつきの襟やカフスは最後に付ければいいでしょう。
網タイツの履かせ方
網タイツはパワーネットという目が粗い布を使って作っていますが、この布は色落ちが多少発生する布です。けものひめで使っている化学繊維のファー素材では通常の環境では色移りは発生しないとは思いますが、あまり長期間は着せっぱなしにしない方がいいとは思います。また、爪で表面をひっかくとストッキングのように伝線するときがあるので、着せたり脱がしたりする前に爪をヤスリで整えておいた方が安全です。
着せるときはまず寧々ちゃんの足をまっすぐ正面に向くようにします。そのあと足先を完全に入れたあとに、その他を着せます。引っ張り上げるときは中心の縫い目がきちんと股の中央にくるように調整しながらやるとよいです。
タイツの後ろ側には２つのフックがあって、下側は尻尾の上、上側は腹側のところを止めます。
かなりぴったりに作ってあるのと、着せるときは毛が逆毛になるので結構着せにくいです。足先を完全に入れた後、足先全体を掴んで固定しつつ、上側をひっぱり上げる感じで着せます。きちんと股上
ワンピースの着せ方
ワンピースはエナメル合皮の蛍光ピンクです。合皮ですので、折るとしわがつきますので注意して扱ってください。しわがついた場合には、温度を中にしたアイロンをハンカチなどの薄い布を挟んでかければ直りますが、必ず服の裏側など目立たない場所でやって温度や、当て布に問題ないかなどやり方に問題が無いことを確認して行ってください。アイロンがけは自信が無い方にはお勧めはしません。
なお、大体律儀に裏地をちゃんと付けた服をBOOTHでは販売していますが、このような合皮で小さな服は裏地をつけるのが困難なので、今回は裏地なしとなります。
着せるときは、股下のスナップボタンが外れた状態で足をワンピースの上から入れていきます。このとき、布を上に引き上げるときには、必ず服の左右を両方、あるいは交互に掴引っ張り上げるみたいな感じで着せてください。これは、胸の谷間のところの縫製が弱いため、服を左右で引っ張って谷間に力を入れすぎると裂ける可能性があるためです。左、右とちょっとづつ交互に移動させる感じでやり、脱がせるときは逆に、足の方の布の両側、あるいは左右交互にをひっぱる感じで脱がします。
完全に服を寧々ちゃんに着せた後、オープンファスナーを閉じ、最後に股のスナップボタンを止めます。なお、ファスナーを閉じるときに寧々ちゃん本体やウィッグの毛を巻き込まないようご注意ください。これをやると、最悪ファスナーが開かなくなってしまい壊れます。
カフスと付け襟
付け襟はスナップボタンがついていますので、首に巻いた後にボタンで止めます。カフスもプラスチックのスナップボタンになってますので、寧々ちゃんの腕に巻いたあとに黒い部分同士を押し込んでくっつければ、パチっとはまります（結構嵌めるのに力がいります）
雑感
以前に色気美人の服を合皮で作ったことがありますが、大きな縫いミスが許されないので、こういう服は作るのに気を遣います。あと、けものひめの体型はかなり特殊なので、伸びない布でぴったりした服を満足できるぐらいに体型を出した型紙を作るのに苦労しました。次回は、もうちょっと作りやすいゆるい服を作ることにします。
ギャラリー
