３年前にハロウィン向けでミニドルフィードリーム MDD用のドレスを作って公開していましたが、こちらをBOOTH販売向けに作り直したものが今回の服です。当時のものは一品モノだったので、コルセットに本革を使ったり遊びでバッグやアクセサリーなども作っていましたが、それを複数作るのは材料調達上難しいのと手間がかかるので色々修正しています。
なお、製作者はMDD3のL胸で作っています（たぶん少数派・・）。タイトな服ではないので問題ないと思いますが、最新のMDD2.0のボディでは着せて確認していませんのでご了承ください。この服はコルセットで胸を強調するデザインになっているので、最低M胸でないと見栄えがよくないかもしれません。
また、この服はパニエにボークスのMDD用のぽんぽんパニエ・ミニを履かせることを前提に型紙が設計されています。パニエなしでもそれなりには見えますが、カラーのパニエを入れることで、外側の黒のフリルとのコントラストが出て、より見栄え良くすることができます。
最初のバージョンからの変更点は、首元のアクセサリーがハロウィン向け限定カラーのスワロフスキーだったので、こちらを入手しやすいものに変更。コルセットの本革は端切れの羊皮だったので、当然数作るほど同じモノがないので、皮っぽい風合いの厚いの布（合皮ではないもの）に変更です。布は帽子とワンピースに使っていたプリントの布はないので、新規購入したものに変更しています。あと、金の細い腕輪が前のものには入っていますがこちらもありません。ちなみに同じものはダイソーの手芸用品売場にありますので、付けてみたい方はそちらを購入ください。なお、古いワンピースの布だけは１着分丁度作るぐらいは残っていたので、今回旧デザイン版として１着だけ作ってます。
ただし、旧デザイン版は写真のとおり胸の分かりやすいところにジョーゼットの横糸が１本抜けてしまっているために、薄い直線が入ったように見えるちょっとした難があります。離れて見る分には問題ないレベルだとは思いますので、こちらに納得して頂けるのであればご購入ください(一応その分はお値段を心持ち安めにしてます）。
セットの内訳はワンピースと帽子とコルセットとその紐、あとはソックスです。
ソックスは新規で作ったものと旧布で作ったモノで柄が別になってます（人間向けのソックスをドールで履けるようにロックミシンで縫い直してます）。足に履かせるときに柄が入れてある糸が足首やつま先に引っかかることがあるので、引っかかった感じがあったら、足首やつま先の布をつまみ上げて引っかかっているところを外す感じで動かすと引っかかりが外れて履けるようになります。既製品の改造品なので、オマケ程度でお考えください。
ワンピースの裏地は白ですが、ロックしていたり縫い合わせている部分で黒糸を使ってたりします（シースルーの部分も一緒に縫うため）。数日着せた限りでは色移りは問題ありませんでしたが、黒色なのであまり長期間着せることはお勧めしません。特にコルセットを巻く腰部分は念のために色移り防止のためポリラップを巻くなどの対策を念のためお進めします。
ワンピースは袖と胸より上はジョーゼット生地（ワンピースの黒フリルにも使っています）にレース生地を重ねた形にしています。ジョーゼット生地は見た目通り弱いので、ファスナーを開け閉め閉めするときは服の生地を持たず、必ずファスナー本体やスカートの布を持って開け閉めするようにしてください。そうしないと破ける可能性があります（写真の赤丸部分を持つことを推奨）
ワンピースには胸に大きなリボン１つと腕に小さなリボンを付けています。首元のアクセサリーは糸で付けてあるだけなので、外して別のものに付け替えてもよいかと思います。
首元のレースはワンオフ版から試作版を作ったときに使い切ってしまったので、こちらも変更されています。デザイン的にはあまり変わりません。販売版は右の方になります（通常、旧デザイン版どちらも同じ）。黒いため写真に撮ると見た目はほぼ変わらないので、ここに載せてる写真は結構両方混ざってますので、ご了承ください（BOOTHにアップしてある写真は販売版に合わせてますが・・）。
帽子は猫耳帽子です。接着芯はきちんと入れてあるので、形状は保持されます。帽子のつばの根元にあるリボンは布用接着剤（裁縫上手）で貼ってあるだけですので、ないとは思いますが剥がれたときはそちらで張り直してください。大きいリボンはきちんと糸で縫い付けています。
コルセットは厚めの合皮でない皮の風合いを持つ布を使って作っています。そのため、合皮のような劣化をすることはありませんが、あくまで布なので一応ほつれ防止剤で対策はしてありますが、手荒に扱うと紐を通す穴から壊れる場合がありますのでご注意ください。
雑感
一度作ったのですが、あまりちゃんと作る手順をメモしておかなかったので、そこそこ再作成するときに試行錯誤するハメになったのと、当時手に入った素材がやはり数年経つと手に入らなかったりと結構材料を集めるのに難儀しました。首元のレースは手に入りやすいと思っていたら、廃版になっているらしく使えるレースを探し回るハメになったりしました。やっぱり間隔を空けて同じモノを作ろうとしてはダメですね・・。ともあれ、概ねワンオフ版と同じような感じのものができたので良かったです。アレンジとしては、ワンオフのものが参考にはなるとは思いますので、手に入れた方は遊んでみてください。
ギャラリー
